Don't be a stranger - 伊藤大介 /* / 伊藤大介 */ ?>
使用画材 | アクリル絵の具 |
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サイズ | 410×318mm |
制作年 | 2024 |
この作品について
この度の作品はいわゆるF6号というとてもコンパクトな作品となっています、制作過程では前作同様の手法をとりダイレクトに描きました。
ライトポートレイトピンクを全面に塗りそこに白線を描くことで空間を区切り近親の色を少しずつ埋めていく、枡目ひとつひとつがそれぞれのエピソードとなり全体に膨らんでゆく。ひとつのエピソードが次のタッチの機縁となり展開してゆく様はさながら音楽の持続性を彷彿とさせるものがあり創作時の醍醐味でもあります。この時縦横に走る白線は自由空間を生み出しながらも同時に制約.抵抗として機能しエピソードが生じるときの決定的な役割を演じます。
何かにつけモノが生じる為には抵抗が必要でありそれは何も芸術に限ったことではありませんが創作時は特に重要です、つまり自由な精神に相対するものがあればこそ何かが生まれ得るのであり立ちはだかるのは物理的な制約かもしれませんし絵画上の決め事や私的な思い込みかもしれませんがそれらに流されることなく自由な発想を堅持しなければなりません、風の抵抗があればこそ帆船は前に進む、ならば如何なる制約.反発.制限を制作上の作品にぶつけていくのか、クリエイトとはつまり何をおのれに課したのかという問いに対する答えなのです。
SKU
77-751
作家について
画面上にメッセージやモチーフとしての意図があるわけではなく、色彩の調和のみを追求した純粋な抽象作品を制作しています。
全てではありませんが作品によって上下または縦横を逆さまに飾っても鑑賞出来るようにデザインしてあり、観る方のお好みでより長い間楽しんで頂ける作品となっています。
制作する時は予め折り紙や色画用紙でコンポジションを組みそれを当倍でカンバスに描く手法を採っているのでどのようなサイズにも拡大や調整が可能です。