山田久美子展 - 融合への切望 -

山田久美子展 - 融合への切望 -
融合への切望

山田久美子展 - 融合への切望 -

山田久美子は古来の日本画の画材を使って華・人物などを描いている。
これらの作品は、他者との融合を切望するものとして描かれている。

このコンセプトが特に色濃く現れているのは、「頭が華で、体が人間」というシリーズである。ここでは華と人間が融合している。華を擬人化すると、絵に物語がついてくるように感じられる。華の下にはどんな顔が隠されているのか、どんな表情をしているのか、と想像を掻き立てられる。また、華から人間へ、人間から華への変容についても連想させられる。

一方で、融合されない単体の華なども描いている。これらは出来る限りモチーフに忠実に描かれている。モチーフに忠実に描くことで、それが持っている精一杯の「生命力」をも描くことができると、山田は考えている。

モチーフが融合した作品も、単体の作品も、共通しているのは「生命力」である。
変容していくもの、単体で咲き誇るもの、どちらも精一杯「生きる」ということを表現しようとしているのである。

作家紹介 山田 久美子

神戸市生まれ、東京在住。武蔵野美術大学大学院聴講生修了。美術学芸員を経て、制作活動を開始。NY・銀座・国立市・神戸市など、個展多数開催。グループ展多数。武蔵野美術大学卒業制作優秀賞受賞。ブリスベン国際美術展にて、東洋芸術家功労賞受賞。春季・秋季創画会入選。その他、上野の森美術館大賞展、臥龍桜日本画大賞展入選、その他多数。マレーシアアートエキスポにて4年連続完売。直木賞作家小池真理子著「あなたから逃れられない」文庫本表紙の装丁。「おはスタ645」(テレビ東京)、「エビ中グローバル化計画」(東京MXテレビ)に出演。マガジンランド社より「日本画ワークショップ」出版。

現在は国内の個展開催、海外のアートフェアなどに積極的に参加。

■ 作家インタビュー
現在の作品を制作するに至るまでの生い立ちや試行錯誤について、深く伺ったインタビューをお読みいただけます。
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