秋の空を漕ぐ - 吉永 蛍 /* / 吉永 蛍 */ ?>
使用画材 | キャンバスに油彩 |
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サイズ | 縦455×横380×15mm (F8) |
制作年 | 2016 |
この作品について
ストーリー
秋の空の下で、ブランコを漕いだ時に広がった物語を表現しました。
絵の中の少女は、子どもの頃の自分です。
ずっと都会で暮らしている私は、昔も今も、公園に行くのが好きです。
なぜなら、公園に行くことで日常の中で四季や自然を感じることができるからです。
夕焼けに染まる空の中に、公園で見た花や生き物など様々なモチーフを散りばめました。
頭の上には飛んでしまった帽子、葉っぱ、下から見上げたコスモスが描かれています。
ブランコが行ったり来たりする間に移り変わる風景を想像して、一つ一つのモチーフを丁寧に描きました。
世界観について
私の「風景」は、自身が見聞きし感じてきたものが織り交ぜられてつくられています。
四季のある都市と共存する自然、幼少の頃から頻繁に訪れている動物園、子育て中に感じたこと……。
それを夢や想像と交えながら、キャンバスのなかに散りばめています。
技法について
油彩画は少し敷居が高い、ゴッホのような厚塗りのイメージがあると思う方もいらっしゃるでしょう。一方で、私のように軽やかな雰囲気の表現や、ペールトーンのような色彩を薄塗りで表現する「グレーズ」という透明技法もあることを伝えたいです。
グレーズによる透明感と、輝くような色彩を大切にし、優しい深みのあるグラデーションで、見る人の心を癒せたら幸いです。
SKU
10-492
作家について
いつか見た風景
これから見る風景
どこか懐かしく、そしてこれから始まる物語を想像する・・・
夢と現実の世界を行ったり来たりしながら、他にはない独特の絵に仕上げます。
薄塗りで油彩を何層も重ねることで、透明感と輝くような色彩を大切にしています。